2015年3月31日

Panasonic PORTABLE MD RECORDER SJ-MR100

パナソニックのポータブルMDレコーダー(録再機)である“SJ-MR100”です。
パナソニックは皆さん御存知の通り、MDの対抗馬だったDCC派であったためMDへの参入が遅れました。その為この機種はパナソニックの録再機の2代目に当たります。
もっとも、前世代機種であった“SL-MR10”はビクターのOEM機でありましたから、パナソニックオリジナルの録再機としての位置付けでは1号機と言っても差し支えないのではないでしょうか。




実はこのポータブルMDは初めて購入したパイオニアの“PMD-R1”が壊れたので、その後に購入した思い出のモデルであり、大変思い入れがあります。パナソニックのオーディオ機器のイメージキャラクターと言えば浜崎あゆみが有名でしたが、このMDが発売していた頃は『LOVE LOVEあいしてる』の絡みでKinKi Kidsがイメージキャラクターを務めていました(同番組は松下電器一社提供だった)。今回紹介する機種はハードオフで買い直したものだけど、この頃買ったのは約2年間壊れるまで使い倒したなw。
側面。マイク端子と光デジタル入力を兼ねたラインイン端子を装備しています。ヘッドホン端子は6極スプリットステレオミニプラグとなっており、音声信号の3極のみならず、リモコン接続時に文字情報などを送信する端子を備えています。





MDの挿入口は極一般的なフタを開けて入れるタイプです。このMDはジョグダイヤルが印象的でさすがマネシタ電器、ソニーのパクリじゃんと思いがちですが、ソニーは編集でのみでしかジョグダイヤルが使えなかったのに対してパナソニックは曲送りでもジョグダイヤルが使えるのは秀逸であると思います。
しかし、パナソニックがポータブルMDでジョグダイヤルを使ったのはこの機種が最後で後継機はスマートオペレーションパッドと呼ばれるタッチパネルの一種に変更しています。やっぱりマネと言われるのが嫌だったのでしょうか。
このポータブルMDが発売された頃はまさに成熟期と言える時期でしたから、既にガム型電池1個で動作し、本体のサイズ自体も大分小さいものになっています。






裏面。社名表記は“Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd.”でまだパナソニックではなく松下電器産業だったころのものです。電池はガム型のニッケル水素電池を使用しますが、外付けの電池ケースを使えば単3×1個の併用も可能です。ちなみに“Made in Japan”で日本製




液晶表示。他社の録再機だとタイトル表示をしていると、経過時間やトラック表示が出来ないもしくはその逆な機種もありますが、本機種では2行の文字表示になっており、見やすくなっています。この全ての情報が表示される液晶表示は後のパナソニックのポータブルMDに受け継がれており、パナソニックのポリシーだったのかもしれません。



リモコンを接続してみたところです。リモコンには(無機)ELバックライトを搭載しており、一定時間バックライトが点灯します。わがまま言えば本体側にもバックライトが欲しかったところです。
リモコン自体はパナソニックのポータブルMDプレイヤーのものを流用しており、違いとしては裏側にクリップが付いているかいないかの違いのみであったと記憶しています。
Panasonic SJ-MR100



種別録音・再生機
OEM元-
発売日1999/6/1
価格(当時)46,000
文字表示カタカナ・英数・記号(本体/リモコン)
ATRAC Ver.? (MN66616)
MDLP/Hi-MD×/×
入力マイク(プラグインパワー)/ラインイン(光デジタル入力兼用)
出力ヘッドホン
使用電池RP-BP140H(ガム型ニッケル水素電池)
単3×1(外付け電池ケースRFA1320使用)
電源DC1.8V(JEITA極性統一プラグ)
備考サンプリングレートコンバーター内蔵
1999年グッドデザイン賞“商品デザイン部門”受賞

2015年3月22日

SONY MD WALKMAN MZ-R3

ソニーのポータブルMDレコーダー(録再機)である“MZ-R3”です。これはMDウォークマン初代機“MZ-1”から数えること3代目に当たる録再機のMDウォークマンです。
なお、この機種はウォークマンの特設サイト『LOVE MUSIC』内の“WALKMAN HISTORY”の中でも紹介されており、このページ内でMDウォークマンの録再機としては初めてNetMDに対応した“MZ-N1”と本機種のみが記載されています(もちろん“MZ-1”もですが)。




前面。このポータブルMDは何ともわかりやすい日本語表記になっています。ソニーのポータブルMDレコーダーで日本語表記になったのは2世代目の“MZ-R2”からで、本機種の後継機に当たる“MZ-R30”まで日本語表記でした。





後側。この面にも『MD WALKMAN』の刻印があってカッコいい。入力端子はラインイン(光デジタル入力兼用)とマイク端子が独立している。また、ラインアウト端子はシャープ系の機種とは異なり、ヘッドホン端子と独立している。ただし、光デジタル出力は搭載されていません。
ソニーのポータブルMDで光デジタル出力を備えたのは初代機の“MZ-1”と“MZ-2P”のみでそれ以降は全く搭載されておらず、早々に廃止されています。

裏側。この部分には電池ケースと時計合わせ用のボタンが配置されています。もちろん日本製であります。
下側に怪しいシミが見えますが…?






電池ブタを開けてみると、電池の液漏れ跡があり、端子が腐り落ちていました。
前世代機種では専用のリチウムイオン電池“LIP-12”が使われていましたが、この機種では一般的な単3電池2本の仕様に変わっており、断然使いやすくなりました。また、ディスクマン(CDウォークマン)などで使われているパック型のニッケル水素電池“BP-DM20”も使用することが出来ます。


ちなみに付属の外付け電池ケースを使用すれば、従来機で使用されていたリチウムイオン電池“LIP-12”も使用可能で(ただし充電機能は備えていないので、別途充電器が必要)、この電池ケースを付けたら元気に動き出しました。
この機種の特徴は右側に配置されたジョグダイヤルで文字入力時にダイヤルを回せば軽快な文字入力ができるというものです。
再生時にはジョグダイヤルで曲送り出来そうな感じがしますが、実は出来ないという。この部分だけは悔しい所でありますね。



液晶表示。カタカナ表示には非対応。レベルメーターは左側に見える縦の表示で他機種に比べると小さい印象を受けます。
一見、レベルメーターに見える下のゲージ(0%…50%…100%の表示が見える)は“ポジションポインター”というもので、ディスク全体に対し記録されている量が一目でわかり、なおかつ再生位置を点滅で表示するようになっています。



このポータブルMDに本来付属されているリモコンは液晶表示が無いシンプルなものになっていますが、同時期に発売されていた再生専用機のMDウォークマン“MZ-E3”の液晶付きリモコン(RM-MZE2MP)が流用可能だったりします。これは裏ワザということで。






SONY MZ-R3



種別録音・再生機
OEM元-
発売日1995/5/31
価格(当時)55,000
文字表示英数・記号(本体)
ATRAC Ver.ATRAC 3 (CXD2536R)
MDLP/Hi-MD×/×
入力マイク(プラグインパワー)/ラインイン(光デジタル入力兼用)
出力ラインアウト/ヘッドホン
使用電池単3電池×2/BP-DM20/LIP-12(外付け電池ケースEBP-MZ3使用)
電源DC4.5V(JEITA極性統一プラグ)
備考-

2015年3月21日

VISAデビットカードを作ってみた

最近テレビCMでよく見る“VISAデビットカード”を作ってみた。そう、上戸彩が『♪買い物しながら、お金の管理』って歌ってるアレです。
VISAというとクレジットカードを思い浮かべますが、これはあくまでも銀行のキャッシュカード。
VISAマークのある加盟店でクレジットカードと同じ感覚で使えるキャッシュカード。後払いのクレカと違ってお金を借りるのではなくて、即時引き落としのデビットカードは銀行口座に入っている範囲内で使うことしか出来ませんから、クレカのように“使い過ぎる”心配がないという便利なカードであります。


最初VISAデビットを作るに当たり、会費・年会費無料であるスルガ銀行の“SURUGA Visaデビットカード”を作ったのですが(写真下)、手続きした後で既に口座があったジャパンネット銀行でもVisaデビットカードを扱っていたことが発覚。同じく会費・年会費無料でしかも普通のキャッシュカードからの切り替えも無料ということで無駄に“JNB Visaデビットカード”も作ってしまいました(写真上)。

VISAカードの加盟店であれば国内だけではなく、海外そしてネットショッピングサイトでも使用可能で、自分は海外のネットショッピングサイトで買い物してみたかったのでこのカードを作った経緯があります。

2015年3月15日

KENWOOD PORTABLE MD RECORDER DMC-A7R

ケンウッド(現・JVCケンウッド)のポータブルMDレコーダー(録再機)です。これはシャープのポータブルMDレコーダー初号機“MD-M11”のOEM機でケンウッドのポータブルMDレコーダーとしても初号機に当たります。
あまり知られていませんが、この機種には日立バージョンも存在しており、“MDR-20”という型番でOEM供給されていました。
これはハードオフで動作未確認のジャンクで税込108円で購入したもので、持って帰って動作確認したら普通に動いたという…。
MDの挿入口。フタは前側ではなく、中程に配置されていてかなり独特ですが、ディスクは取り出しやすい構造です。同時期に発売されていたシャープのMDプレイヤーも同様のフタで、本機種の後継機(MD-M20/M25)も同系統のフタでした。





左側。入力端子はラインイン・マイク・光デジタル入力兼用端子になっており、録音時にモードを切り替えることで使用可能。右に見えるフタは電池ブタです。後述する専用のリチウムイオン電池を入れます。





後側。ここにはヘッドホンジャックが配置されていますが、ポータブルMDとしては珍しい光デジタル出力の兼用端子になっています。シャープのポータブルMDレコーダーでは本機種(MD-M11)の後継に当たるMD-M20/M25まで光デジタル出力を備えていましたが、それ以降のモデル(MD-MS100以降)で廃止されます。




底面。記載の電源は「リチウムイオン充電池 1本 DC3.6V」、「外部電源 DC4.5V」。充電式電池も付属のACアダプタで行いますが、充電状態はMDレコーダー本体に表示されず、ACアダプタ側に付いているLEDで充電状態がわかるものだったはず。従って、実質電池を充電するにはそのLEDランプが付いた専用のACアダプタが必要でした。
なお、底面に見える端子は外部電池ケースを取り付けた時に電源供給するためのもの。

液晶表示。表示的にはオーソドックスな文字情報とレベルメーターが配置されたもの。初期のMDらしくカタカナ表示には非対応。MDのカタカナ表示はカタカナの文字コードが直接格納されているわけでなく、実はローマ字に変換されて格納されているので(詳しくはコチラを参考)、文字化けすること無く普通に読めるとは思いますが。
ちなみに写真の表示も本来は“ゲンキ”というカタカナですが、“GEnKI”に変換されていることがわかります。

使われている充電式電池は写真のようなカマボコ型のリチウムイオン電池。この電池は後継機にもそのまま流用されました。
ちなみに奥のKENWOOD・1200mAhのものが今回買ったDMC-A7Rに入っていたもので手前のDENONとSHARP・1350mAhのものが後継機のものです。






KENWOOD DMC-A7R



種別録音・再生機
OEM元MD-M11(シャープ)
発売日1994/1
価格(当時)45,000
文字表示英数・記号(本体)
ATRAC Ver.Sharp 1
MDLP/Hi-MD×/×
入力マイク/ラインイン/光デジタル入力兼用
出力ラインアウト(光デジタル出力兼用)/ヘッドホン
使用電池W08-0611/単3電池×6(別売電池ケース使用)
電源DC4.5V(JEITA極性統一プラグ)
備考-

2015年3月2日

FlashAirで更に遊ぶ

前回のブログで紹介した東芝の無線LAN内蔵のSDカードである“FlashAir”。
このカードはデジタルカメラ等に装着し、スマホなどの端末から無線LAN経由で写真をやりとりできるというもの。
つまり、デジタルカメラからは普通のSDカードの振る舞いを行いながらも、FlashAirそのものは無線LANアクセスポイント+Webサーバとしての機能を果たしているという訳です。と、言うことは別にデジタルカメラに接続しなくても電源さえ供給すればFlashAirは動作するのではないか?ということで実験してみました。


それが上の写真です。ただ単にFlashAirを電池を使って電源を供給したものです。SDカードの供給電圧は2.7V~3.6Vまでの範囲で動作するので電池2本で十分です。当然ですが、これを普通のSDカードで実行しても何の意味も成さないのでご注意を。
案の定、この状態でもFlashAirにアクセスすることに成功し、インターネット同時接続機能でFlashAir経由でネットアクセスにも成功しました。
写真下はかつて発売されていたSDIO規格の無線LANカードで、SDカードサイズながらもサイズに収まりきらず、長くてアンテナ部分も出っ張っていました。
しかし、現在のFlashAirではSDカードと全く同じサイズに無線LANの回路とアンテナを内蔵し、メモリーカードの機能までもを統合させてしまっている。いやはや技術の進歩というのは恐ろしいものですね。

2015年3月1日

TOSHIBA FlashAir 無線LANモデル W-02 8GB

東芝の無線LAN内蔵のSDHCカードである“FlashAirTM”です。あるディスカウントストアで写真の8GBモデルが2000円を割っていたのでつい購入してしまいました(と、言っても2000円は超えてしまったのですが)。
FlashAirには世代があり、Class6に準拠した1世代モデルClass10に準拠した2世代モデル(W-02)があり、今回購入したものは後者の2世代モデルに当たります。海外では既に3世代モデル(W-03)が発売されているということで、日本でも発売されるため、安くなっていたのかもしれません。


パッケージ裏。パッケージは普通のSDHCカードのパッケージと比べると、大振りのパッケージになっています。ちなみにバーコードのベンダーは東芝コンシューママーケティング(456213164)
ちなみにこのFlashAirはテレビでも東芝がスポンサードしていた番組で、女優の有村架純を起用したコマーシャルを頻繁に放送していた時期があったので存在だけは知っているという方もいるのではないでしょうか。


中身はこんな感じ。パッケージが大きいためSDカードに対してのトレイのサイズがやけに大きいです。SDカードとmicroSDカードが1枚づつ入るケースとフルカラーの取扱説明書が付属しています。
安い海外版パッケージのものもありますが、取説は英語のみであり、無線LAN内蔵のSDカードは設定も絡んできますので、初期購入は日本語説明書が付いている日本語版が良いかもしれません。でも、東芝のホームページでもマニュアルは見れますけどね。

カードの外観。カードは普通のSDHCカードを比べても何も違いはありません。かつて、東芝のSDカードでは高速版が「白」(通称:白芝)でありましたが、FlashAirが「白」に割り当てられてしまったため、現在発売している東芝のSDカードは高速版も含め、全て「黒」になっています。




その反面カードの裏側は文字でびっしりです。技適マークにMACアドレス、WEEEマークまで。とにかくつめ込まれていますw。
MADE IN JAPAN”で日本製、“Toshiba Corporation”と社名表記まであります。
1446”とありますから、2014年46週目製造のものでしょうか。




と、言うわけで早速FlashAirを使ってみます。自分が普段使いしているデジカメ、ニコンの“COOLPIX S500”で使ってみたいと思います。
これは710万画素のコンデジで、使い出の良さから次の機種に移行できない程使い込んでいる機種です。
東芝のホームページ内の動作確認機器一覧では2008年発売の“COOLPIX S610”からの記載であり、 2007年発売の当機種は見事にハブられている。



デジカメには普通のSDカードと同じようにカードスロットに入れればOKです。別段の特殊操作は必要ありません。







カードを挿入したデジカメの電源を入れ、パソコンやスマホなどの端末上、無線LAN接続一覧の中に“flashair~”で始まる文字列があると思われますので、それを選択して接続します。
その時にパスワード(ネットワークキー)を聞かれてくると思いますので、初期設定時は“12345678”になっていますから、その通り入力します。自分の場合何故かそれで入力しても接続できなかったので、後述の設定ソフトウェアでパスワードを無しにした状態で接続に成功しました。

そして、任意のWebブラウザを使って「http://flashair/」にアクセスすればファイル一覧が表示されて、写真のようなファイル一覧が表示されます。
以前、本ブログで紹介した同じように無線LAN機能を内蔵したSDカードリーダー“AirStash”の場合、Webブラウザからのアクセス以外にもWindows上のエクスプローラからでもアクセスでき、Windows上からコピーや削除などの操作が可能でした。


しかし、このFlashAirの場合はWebブラウザからのみでファイルを見ることが可能であり、まとめて画像を保存する場合はこの画面上で1枚づつ保存しなければならず、その点が唯一不便な点であります。
そんな不便な半面で便利な機能もあります。AirStashの場合、AirStashに接続したら他のネットワークに接続することが出来ず、事実上インターネット上にアクセスできませんでした。
しかし、FlashAirでは『インターネット同時接続機能』という機能が含まれており、別配布の設定ソフトウェアを使い、無線LANアクセスポイントのSSIDとパスワードを設定すればFlashAir接続中もFlashAir経由でネット上にアクセスしてくれますから、大変便利です。



ちなみにインターネット同時接続を有効にした時のFlashAirからはアクセス状況にもよりますが、カードの部分から『ガガガッ』というような雑音のような音が聞こえます。多分、FlashAirの中に小人が入っていて大忙しで仕事をしているのでしょうw。
なお、設定ソフトウェア初期起動時はカード初期化を強要されますので、SSIDやパスワードの変更などを考えている方はカードを使用しようとする前に設定してから使うと良いでしょう。

後、もう一つ注意しなければならない点としてはFlashAirの電源はデジタルカメラから取り入れているという点で、使っているデジタルカメラによっては省電力モードでSDカードの電源も切断される危険があることです。かくいう筆者の“COOLPIX S500”でも放っておくと省電力モードに入ってしまい、途中で無線LANが切断される事例がありました。その現象に関しては「セットアップ」→「オートパワーオフ」を最大の“30分”にすることで解決しました。